2010年度卒団式

2011-03-19(土)全学年

卒団式/菩提寺小学校

平元監督より

16名の6年生のみなさん、卒団おめでとう!全員そろって卒団できてよかったですね。最後までみんなよくがんばった。木下杯、全日と県大会にも君たちのがんばりで出場することができました。チームとしても日に日にいいチームになっていったように思います。卒団式でもお願いしたけれど、君たちが20歳になってお酒が飲めるようになったら、君たちが指導してもらった山川コーチを招いて一杯会を是非ともしてください。まとめ役はGきとRきだよ。まだ先のことだけれどGきとRき忘れるな!これからみんなそれぞれの道を歩むと思うけれど、このスポ少の仲間をいつまでも忘れないでください。

 

「もう一度」―卒団式でのメッセージ-

 

16名の6年生の皆さん、卒団おめでとう!

これまで支えてくださった保護者の皆さん、おめでとうございます。ありがとうございました。

今日は私が一番嬉しかったこととお願いをお話させていただいてお祝いの挨拶にかえたいと思います。少し長くなりますが聞いてください。

嬉しかったことはSち君のことです。すみませんがSちと言わせてください。

 

Sちは昨年の終わりごろから練習に来なくなりました。何か好きなことでもできたのかな、体でも壊したのかなと心配していました。

年が明けて、Sちに学校へ来てもらって話をしました。

「どうしたん、このごろ練習にも顔をださへんやん」

「好きなことでもできたん」と尋ねると、

Sちは「グラウンドへ足が向かないこと」、「仲のよい友だちと遊んでいる方が楽しいこと」、そして「自分はサッカーよりも個人競技のほうがむいていること」などを話してくれて「サッカーやめたい」と言いました。

そこで、私は「今まで頑張ってやってきたんだから、もう少し卒団式までがんばろう」「個人競技をしたいならそれは中学校に入ってからでもいいではないか」「今サッカーを続けることはお家の方もチームメートも指導者もみんなが望んでいると思うよ」と言って別れました。気がついたらあたりは暗くなっていました。

その後もSちはグラウンドに顔を出しませんでした。きっと迷い、悩み、葛藤したんだと思います。その間、私もコーチも強く迫ることはしませんでした。

1ヶ月ぐらいしたころでしょうか?山川コーチのところに、Sちからメールが届きました。

「もう一度サッカーをやってみる」「もう一度」

嬉しいメールでした。悩み苦しみながら、Sちは勇気を出して一歩前に進みだしてくれました。自分で決めて動き出そうとしてくれたのが嬉しかったです。

でも、私は「本当来てくれるかな?続くかな?」と不安でした。練習に来るとSちの姿を探している自分がありました。しかし、Sちは来ました。最初は少しぎこちない様子も見てとれましたが、すぐにみんなになじんで練習、試合に臨んでくれました。三雲東杯や八日市北サッカーフェスティバルの優勝は彼の活躍なくしてはなかったでしょう。

僕はSちから「待つ」ことの大事さ、「信じる」ことの大事さを教えてもらった気がします。

Sち、ありがとう。そしてよく頑張ったね。

 

もうひとつはお願いです。

今年の6年生チームは日に日にいいチームになりました。

それは山川コーチの存在が大きいと思います。

山川コーチはサッカーの技術指導はもちろんうまかったけれど、それよりも一人ひとりを大事にしました。誰一人として見捨てなかった。こんな素晴らしいコーチはいないと思います。

だから、君たちが20歳になってお酒が飲めるようになったら、山川コーチを必ず呼んでみんなで一杯会をしてほしい。幹事というかまとめ役を指名します。キャプテンのGきと笑顔が素敵なRき。

 

「Gき、Rき、わかった?」先の話だけど忘れるなよ。

山川コーチより

卒団おめでとう。

 

僕がみんなに出会ったのは約4年前。そのときのみんなは3年生でした。スポ少に遊びに訪れたことがきっかけで、平元監督からのお誘いもあり、コーチとしてみんなと関わることになりました。

 

先日、山東グリーンパークに宿泊したときに、Gきのお父さんが撮影してくださっていた、練習や試合のビデオをみました。映像が進むにつれ、小さかったみんながどんどんと大きくなっていき、ボールを追っかけるみんなの姿もたくましくなっていきました。そんな姿に、みんながスポ少で過ごした時間の重さと成長の大きさを感じました。(ちなみに、僕だけどんどん丸くなっていきました・・・。)

 

いろんなことがありましたね。

木下杯、全日の県大会出場。或いは、予選敗退となった県選手権大会。招待試合では、ときには優勝し、ときにはひどい結果に終わりました。チームに不協和音が生じたこともありました。木下杯前に始めてこの学年全員でチームを組んだときをはじめ、みんながギクシャクとしていた時期が何度もありました。「やめたい」というひともありました。

 

それでも、最後にはこうして16名全員が卒団を迎えることができました。そのうしろには、みんなが自分なりに悩み、葛藤した経験があるはずです。このスポ少でサッカーをしながら、人と人との間で感じた、さまざまな感情を大切にしていって欲しいです。

 

いつでも遊びに来てください。

いつでも相談に来てください。

いつでもしょーもない話をしに来てください。

 

最後までよく頑張りました。

卒団おめでとう。

上畠コーチコメント・・・

卒団おめでとう。

1年生の時から、菩提寺小学校に来て、ボールを蹴っていた子がもう卒団なんですね。3年、4年生となり仲間も増えて、今の16名になりました。辞めていく子もなく最後までみんな揃って卒団式を迎えられうれしく思います。仲が特に良いこともなく、悪くもなく・・・、やっぱり仲が良かったんだと思いますが、みんな個性があり面白いチームだったと思います。また強いのか、弱いのか、そんな試合も沢山ありましたが、やっぱり上手いし強かったと思います。木下、全日と県大会へ連れて行ってくれ、コーチとしても親としても、良い経験をさせてもらいました。たくさんの思い出をありがとう。4月から中学校に行き、メンバーも変わりますが、たくさんの友達を作って、またみんなでスポ少へ来てください。

藤田コーチコメント・・・

  6年生の皆さん、卒団おめでとう。

サッカーが出来ることの有難さ、沢山の試合に行くことができたのは、決して皆さんだけの努力だけでは出来なかった事を、どうか忘れないで下さいね。中学にいって、それぞれの道を歩き始めると思います。最後に一言だけ、勉強だけすればいい、サッカーだけすればいい、自分のことだけきちんとやればよい、、、どうかういう偏った考えをするような人になって欲しくないなあ、、、そう願っていますよ。

 

 ご父兄の皆さん、お疲れ様でした。

イベントの際の結束力には、大変、楽しませて頂きましたよ。それから、試合の時、すごく我慢され厳しい声をあげることなく、いつも選手たちを励まして下さった沢山の声援、きっと選手たちの心に届いていたと思っています。これからも、選手たちの良きサポーターでいてあげて下さい。

 

 山川コーチ、4月から社会人ですね。

これからは、平日はお仕事、週末はコーチ、慣れるまでは何かと大変かと思いま

すが、これからも宜しくお願い致します。