「合宿を終えて思うこと」平元文雄

「合宿を終えて思うこと」平元文雄

 私は今、月に2回、「あいさつ運動」で子どもたちが登校してくる地元の水口小学校西門前に立って、あいさつ運動を推し進めています。「おはようございます」と、こちらから声をかけるのですが、「おはようございます」と子どもたちから自主的に元気な声をかけてくることもあります。気持ちがいいし、すがすがしい気分になります。

松尾台などの遠い所から時間をかけて歩いてくる子どもたち、中でも大きなランドセルをしょってくる1年生はしんどいでしょう。少し前までは幼稚園や保育園児だったのですから・・・・・。

こんな班があります。1年生を先頭にして6年生が両サイドから、一人は手をつないで歩き、もう一人は「もう少しやで」と声をかけながらその子を励ましているのです。校門までくると、私はその2人に、「えらいね」「ありがとう」と、声をかけることにしています。

 誰かに言われてしているような感じでもなく、「してやっている」というところもなく、自然にできているのがいいですね。長年続いてきたこの班のよき伝統なのかもしれません。

 

さて、合宿が終わりました。

 菩提寺小学校体育館、西応寺本堂、(各家庭から布団や毛布の持込でした)、自然道場(昨年は希望が丘青年の城)と、宿泊場所は転々としてきましたが、内容は1日目は練習、2日目は親子サッカーと定着してきました。宿泊は全員入りきれないということと、1,2年生にはまだ無理かなということで3年生以上にしています。

最近、利用させていただいている自然道場は、基本的に子どもたちだけの棟生活です。なんぼ、子どもたちに口すっぱく言っても、中にははじけてしまって、物を壊してしまう子もいて、あとで謝ることも多いのですが、学年を異にした集団で生活できるのはやっぱり楽しいみたいです。最初の頃はトイレが別棟にあるため、夜尿の心配な子には夜中トイレに連れて行ったりしていましたが、最近ではそんな子はほとんど見られません。

 

 合宿での楽しみは何と言っても、夜のイベント「キャンプファイヤー」でしょう。

私もキャンプファイヤーが大好きです。

リーダー:「出ましょう、出ましょう」

子どもたち:「出ましょう、出ましょう」

リーダー:「6年生出ましょう」

該当の6年生がサークルから出てきて、その後も繰り返しゲームは続きます。

リーダーと子どもたちとの掛け合いがうまくいけば、ゲームはとっても盛り上がります。

 サッカーは創造性が大事なスポーツです。行う中身は違うけれど、スポ少の指導者なら、キャンプファイヤーのゲームを進行できる力を付けてほしいと、私は考えています。そして、その中身を考えることは、練習日の指導内容、特に低学年にとっては楽しい練習内容につながっていくのではと思っています。

 私が以前やっていた「円だし」や「箱だし」(自分でボールをキープしながら他の子のボールを円外や箱外に蹴りだす)は、今や、子どもたちの大好きな練習内容になっているように思います。

 

とにかく、子どもたち、指導者、保護者が一体となった素敵な合宿でした。

 お疲れ様でした!