「雨の日のサッカー」 平元文雄
日曜日の木下杯予選は雨降りの中の試合でした。大人でも冬場の雨降りの試合は、できるなら中止になってほしいと願うのですが、子どもたちも同じでしょう。でも木下杯などの公式試合は警報が出ている場合を除いては、普通実施されます。
この機会に「雨の日の鉄則」というか注意してほしいことをいくつか書き上げてみたいと思います。
①体の正面でボールをとめよう
芝のグラウンドでは見られませんが、土のグラウンドでは雨が降り続くと水たまりができます。水たまりにボールが入るとボールは止まります。逆に、シュートなど強いボールが水たまりを通過すると、ボールは走ってしまいます。だから、まず、ボールのやってくるコースを見定めて、足先でなく、体の正面でボールを止めることが大切です。
②バックパスや横パスはやめよう
ボールはよく止まることがあるので、基本的にはキーパーへのバックパスやDF間での横パスはしないほうがいいです。相手チームにかっさわられてシュートまで持ち込まれることになるからです。できるだけシンプルに前へがいいと思います。逆に攻める場合には相手チームのバックパスや横パスをねらいましょう。
③ボールを持たないこと
グラウンド状態がよいとドリブルでボールを前へ運ぶことが多いですが、水たまりがあればドリブルしようにも、ボールが前に進まないことが多いです。もし、ドリブルをしなければいけない状況なら、ボールを足先で強くつついて前進するドリブルをしましょう。でも、基本的にはボールを持たないでダイレクトプレイを心がけた方がいいと思います。
余談ですが、大きな水たまりにボールが入ると、なかなかボールがその場から出ません。攻められっぱなしの時などは、あえて、水たまりをセーフティポイントとして生かしましょう。その間に時間をかせいだり、次の体制のチェックにあてたりしましょう。
④不用意な反則をしない
雨降りではボールをうまく運べない、キーパーのキャッチィングが難しいなどの理由から、セットプレイからの得点がよく見られます。飛び込むタックル、キッキングなどの不用意なファールをして、直接ゴール可能な位置でのフリーキックを相手に与えることはさけましょう。確かに体や足がうまく動かずファールになってしまいがちですが気をつけましょう。
⑤トイレにいっておこう
これが一番大事かもしれません。
どしゃぶりの雨で体がぬれてしまうと、体が冷えて、おしっこに行きたくなります。少年団の試合時間は短いですが、それでも尿意を催す子もいます。フィールドプレイヤーはベンチが近いから、「コーチおしっこ」と試合中でも言えますが、ベンチから離れているゴールキーパーはその位置から「おしっこしたい」と言っても声が届きません。自然と我慢することになります。この我慢ほどつらいことはありません。
雨降りの試合は必ず、試合前にトイレに行っておくこと、特にゴールキーパーをする人はおぼえておいてください。
コメントをお書きください
おだけ (日曜日, 02 2月 2014 08:22)
おもしろ