「ドンピシャ」平元文雄

「ドンピシャ」平元文雄

 昨日、元日本代表の大谷未央さんの講演が甲賀市のサントピア水口であったので聞きにいってきました。大谷さんは信楽町朝宮サッカースポーツ少年団出身で小学校時代、男子に混じってというか男子を押しのけて中心選手としてプレイされていたのを覚えています。今から5年前ぐらいまでは日本代表で長年プレイされていました。FWでゴールゲッターでした。現在はセレッソ大阪スポーツクラブに所属されてサッカーを指導されているようです。

 彼女の夢は「日本代表」になることだったようです。その夢をあきらめずに小学校から、中学、高校、そして社会人として夢の実現に向けて頑張ってきたことをお話してくださいました。今でこそ、女子サッカーの人気度は高くなりましたが、本当に数年前までは、サッカーは男子のスポーツということで、世論の人気や関心も低かったように思います。そんな中で、最後まで夢を抱き続けて努力されてきた姿をお聞きし、感銘を受けました。

 今後は地域に貢献したいとおっしゃっていましたので、甲賀ブロックでもお招きして、サッカー教室なんかを開けたらいいなと思ったりしていました。

 最後に、昨年なでしこジャパンがW杯で優勝したシーンを特集版で見たのですが、なでしこの多くの選手が大谷選手と一緒にプレイしてきた人だそうです。それだけに今回の快挙は本当に嬉しかったとおっしゃっていました。

特集をDVDで見ていて、また思い出してしまいました。私の選んだW杯「ドンピシャ」ゴールです。

①準々決勝ドイツ戦での決勝ゴール

中盤の沢から走り出していた丸山へのダイレクトのスルーパス。もしも、0.1秒沢からのパス出しが遅かったら、もし、0.1秒丸山の走り出しが遅かったら、シュートはディフェンダーにブロックされるか、GKの逆を突いたシュートにはならなかったでしょう。本当にドンピシャのパスでした。「ドンピシャ」これはキッカーもレシーバーも嬉しいです。サッカーの醍醐味ですね。

②決勝戦での2点目、同点ゴール

終了3分前でした。敗戦濃厚。もうあれしかないというシュート。宮間の右コーナーキックのボールをニアに走りこんで右アウトサイドで打った沢のシュート。沢は予選リーグのメキシコ戦でもあの位置で宮間のコーナーキックを走りながらヘッドでゴールを決めているから、彼女自身得意としている場所だったとは思いますが、それにしても、何度も言いますが、あれしかないシュート。「ドンピシャ」

 

講演の最後にまた、なでしこジャパンのW杯優勝の映像を見て感激していました。