「続けるということ」平元文雄

「続けるということ」平元文雄

 JFL沼津に元日本代表ゴン(中山雅史さん)が入団しました。47歳です。J2横浜FCのカズ(三浦知良さん)はJリーグの最年長得点を更新しているようです。48歳です。ともにすごいなと思います。

 

 ところで滋賀県にレイジェンド滋賀FCというチームがあります。関西社会人リーグ1部で頑張っているチームです。そのチームの中に藤原昭という選手が所属しています。彼は菩提寺サッカースポーツ少年団のOBです。現在33歳ぐらいになっているでしょうか。

 

 彼に直接サッカーを教えたことは数少ないのですが、私が菩提寺小学校に勤めていたころ、3年生、4年生と担任しました。週末には日記の宿題を出すのですが、いつもサッカーのことを書いていました。時には、「先生、コーナーキックのボールが思うように上がらないのですが、どうしたら上がるようになるのか教えてください」と聞いてきたりしました。

 

 また、私が仕事を終えて帰宅しようとして、グラウンドに目をやると、もう薄暗くなっていたのですが、ひとりゴールネットに向かってボールを蹴り続けている子を見つけたことがありました。藤原くんでした。

このようにサッカーが大好きな子どもでした。

 

 彼は高校は県内の草津東高校に進み、小林監督(愛蹴会というチームで一緒にプレイしました)の指導の下、練習に励み、冬の全国高校選手権大会では準優勝という輝かしい戦績をおさめました。

 

 彼は左利きです。相手をひきつけておいて、左足のアウトサイドで、相手をあざ笑うかのようなパスを味方にちょこんと出す。私はそんなプレイが大好きでした。

 

  社会人になってもサッカーチームに所属しました。滋賀FCに所属していたころ、「もう一度チャレンジしてみる」と、秋田のTDKチームに出かけて、入団もしました。最近はレイジェンド滋賀FCでも控えにまわることが多かったようですが、先日のリーグ戦では久しぶりにフル出場していました。

 

私も嬉しくて電話してみました。

 

「まだ走れる」

「走れる。少し筋肉痛」

「走れるんだったら、サッカー続けえな」

「まだまだ現役にこだわれよ」


 藤原選手の益々の活躍を期待したいと思います。


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コメント: 1
  • #1

    藤田コーチ (土曜日, 26 9月 2015 19:09)

    私の心の中の口癖に、

    いつでも辞める用意がある、

    があります。しかし、

    辞めるのはいつでも出来る、

    と奮起しなければならない時も多々あります。

    選手も、指導者も、続けてナンボ、

    かなと時々思います。