「二宮清純氏の講演」平元文雄
先日、びわ湖ホールで2024年滋賀国体記念講演会がありました。
講演者はスポーツジャーナリストの二宮清純氏でした。
「勝つリーダー・負けるリーダー」との演題でお話しされましたが、特に印象に残ったことだけお伝えしたいと思います。
二宮氏が印象に残っているリーダーとして、元日本代表監督、Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏を挙げられました。
1990年Jリーグの立上げをめぐっては、それは時期尚早だという意見が大勢を占める中で、一貫して、地域に根ざしたプロチームの育成実現を唱えられたとのことでした。
現在、サッカー熱が高まり、W杯にも予選を突破して連続して出場できるほど日本が強くなったのも、川淵さんの不屈の精神がなければあり得なかったとおっしゃっていました。
そしてリーダーとしての資質として大事なものを3つ挙げられていました。一つ目はパッション(情熱)、二つ目がミッション(使命感・理念)、そして三つ目がアクション(行動力)でした。
そのほか、1964年の東京オリンピックと202 0年に予定されている東京オリンピックとは求められるものも違うなど、多くの示唆に富んだお話をなさってくださいました。
最後に、小さなことから、できることからやっていくことが大事だとお話しされて講演を終わられました。
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