「グラウンドの芝生化」平元文雄

「グラウンドの芝生化」平元文雄

 今から40年ぐらい前になります。私は滋賀大学のサッカー部に所属していました。2回生か3回生のころでしょうか、大学のグラウンドを全面芝生に張り替えました。でも、植えた芝生が、芝生の間から生えてくる草に負けたことや、夏の水の供給不足で、芝が育たず枯れてしまい、芝生のグラウンドの夢は立ち消えてしまいました。

 昭和54年に滋賀総体、昭和56年に滋賀国体が行われました。それに間に合わす形で、現在の湖南市野洲川運動公園に全面芝生のグラウンドが2面用意されました。当時は芝生の管理も、管理人がおられて、芝生の管理を行ってくださっていました。しかし、総体や国体が終わると、野洲川運動公園の管理もずさんになりました。

 現在、特にサッカー場の方は芝生が抜けてグラウンドはでこぼこの状態です。湖南市において専属の管理人はおられないように思います。

 さて、最近のことですが、滋賀県もグラウンドの芝生化について頑張って取り組んでおられます。その中心になって活動を進められているのが、元石部サッカースポーツ少年団の指導者、また、滋賀県サッカー協会副会長として頑張られた松木栄一郎氏です。

 協会事務所があるビッグレイクで、ポット苗にこまめに水をやられていた姿が目に浮かびます。目立たない活動ですが、私はこのような活動が、子どもたちに夢を与える意味でとても大事な活動だと思っています。

 今、グラウンドの芝生化が注目をあびています。

 今月のJFAnews11月号に関連記事が紹介されていましたので、是非ともお読みいただければと思います。

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