「マンガ本 そして」平元文雄


「マンガ本 そして」平元文雄

 読書の秋です。今日はマンガの本の話を最初にしたいと思います。


 サッカーマンガと言えば、高橋陽一さんの「キャプテン翼」です。よく読みましたが、大空翼をはじめとして、登場人物がカッコ良すぎるのと、マンガなので仕方ないことですが、こんなプレイはあり得ないというのがあって、私はあまり好きにはなれませんでした。

 

 私が心惹かれ夢中になったのは、野球マンガです。ちばあきおさんの「キャプテン」や「プレイボール」が大好きでした。いがぐり頭の谷口くん、キャプテンを継いだ小柄なイガラシくん、ばかでかい大男の近藤くんなどの姿が思い出されます。弱小チームが練習をつんで、青葉学院などの強豪チームに臨んでいく姿は感動ものでした。

 

 読書感想文用の推薦図書を子どもたちが読むこともよいことですが、自分の気に入ったマンガ本は、是非とも読んでもらいたいものです。サッカーでもボールにさわればさわるほど上手になることは確かです。それと同じように、マンガ本でも活字にふれればふれるほど、読む力はつくのではないかと私は思っています。多くの子どもたちがそれぞれの好きなマンガ本を読んでみてください。

 話は変わりますが、先日、友人からサッカーに関する小説?エッセイ「サッカーデイズ」をプレゼントしてもらいました。さっそく読んでみたのですが、著者は杉江由次さんです。サッカーどころ埼玉県浦和市出身の人です。サッカー好きのお父さんが娘が通うサッカーチームのコーチとして奮闘される自伝的なお話です。その中では、選手起用など親コーチとしてのしんどさも語られています。現在、サッカースポーツ少年団に携わっておられる親コーチの方にはおすすめの本だと思います。


 本の中にこんなことが書かれていますので、引用させていただいて終わりにしたいと思います。お父さんコーチは、すべて休日を潰し、苦闘しながらボランティアとしてチームに入っていく。そこは決して友情と努力と勝利だけの美しい空間ではなかった。



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コメント: 1
  • #1

    藤田コーチ (金曜日, 28 10月 2016 18:11)

    ナイン、プレイボール、私もよく読みました。

    とても練習が厳しいキャプテン、
    全体練習では自分の練習が出来ないので近所の神社で父親と夜人知れず練習していたキャプテン、
    自分は一番キャプテンに向いていない事を知っていたキャプテン。

    私もよく覚えています。