「スポーツ少年団の団員減少について」平元文雄

「エッ、ウソ」「これも時代の流れかな」と思われる今年の湖南市スポーツ少年団の入団式でした。

 

何年か前から団員の減少は感じていたものの、まあ、そのうち増えてくるだろうなと私自身は楽観視していました。

団員の減少はサッカー団だけではなかったです。サッカー団以外の他のスポーツ少年団も軒並み減少しているように思われました。

何故、近年こんなに減ってきたのか、その原因をしっかり把握して、改善できるところは改善すべきだと考えます。

①少子化による小学生の減少

②共働き家庭の増加 土日に仕事が入ったり、仕事がなくても土日ぐらいはゆっくりしたいという家庭が増えたこと

③組織にしばられること、わずらわしいことは避けたいという保護者の方が増えたこと

④近隣にクラブチームが増えてきたこと

 

 以上、大きくこの4点が団員減少の大きな要因だと私は考えます。

 これらのことを改善することは甚だ難しいことですが、子どもの健全育成を考えた場合、

やはりスポーツはいいものだよというアピールを声を大にしてする必要があると思います。

 菩提寺SSSでも入団の際にはどうしようかと迷われた悩まれた保護者の方が、卒団の際には、

「やっぱりスポーツ少年団に入ってよかった」と言って卒団される保護者の声を多く耳にしました。

 

 単位団としては「スポーツはいいよ、楽しいよ」という団員募集のポスターの作成、掲示、いつでも入団はできるのですが、サッカーの体験できる日の設定を増やすなどのことが大事かなと思います。団員減少にもめげずに地道な努力は必要でしょう。

 それとともに、スポーツ少年団はサッカーだけではなく、合宿などの団体生活の経験や、クリスマス会などのおたのしみ行事を行っているアピールも大事かなと思います。

 

 スポーツ少年団の意義は各単位団における地域の活性化、健全化に意義があるように思っています。

 

 でもこれだけ各単位団の人数が少なくなってくると、細々とした活動は各単位団でするとして(これは大事で簡単に合同にはすべきでないと思っています)、高学年の試合とかは、たとえば、湖南市内の中学校区やそれも難しければ、湖南市トレセンチームのような形で試合に臨んだらと考えます。

 繰り返すことになりますが、私は単位団の活動はどんなに団員が少なくなっても大事だと思っています。それは地域の活動だと子どもたちが自分の足(自転車)で活動場所に向かうことができるからです。地域の活性化とともに、このことは子どもたちの自立への足掛かりになっていくのではないかと考えるからです。