2019 U-12サッカーリーグin甲賀【後期】第1節結果

2019年9月1日(日)

U12サッカーリーグin甲賀【後期】第1節(6・5年生)

会場/水口スポーツの森

 

菩提寺 3ー0 甲南FC

菩提寺 5ー0 水口

 

大原コーチコメント・・・

いよいよ後期リーグが始まりました。

 

後期リーグの目標は、「仲間を助ける声をもっと入れていこう!」でしたね。

試合では型にはまらず、ピンチの時はみんなで助け合い、チャンスの時は枚数をかけて、みんながどんどん積極的にプレイして欲しいと思います。

 

今回の試合は、決定的な攻撃の形は何度も作るものの、決めきれないシーンが何回もありました。

ここぞという決定的な場面では焦らず、確実に決められるようにしたいですね。

 

後期リーグ、悔いのない試合をする為にも、最大限の努力と準備をして挑んで欲しいと思います!

 

保護者の皆様、応援、準備ありがとうございました。

 

平元コーチコメント・・・

「ていねいに ていねいに」
U-12の後期リーグが始まりました。今日は水口スポーツの森Gで2試合ありました。2試合とも勝利できましたし、頑張っていいサッカーをしているとは思ったのですが、もう少し選手同士の動きで歯車がかみ合ったらもっと良くなるなーと思いました。もう少し仲間へのパスがゆっくりしたボールだったら、しっかりトラップできてシュートできただろうとか、味方選手へのバックパスも真正面にきついボールを出すのではなくて、たとえばその子が左利きだったら少しその子の左側にボールを出してあげたら蹴りやすいだろうとかを感じました。要するに味方のことを考えてていねいにていねいにプレイをすることに心がけてほしいなと思いました。
 試合が終わってから、歯車のかみ合わせを下手な絵を描いて表しました。歯車も凸の部分と凹の部分がかみ合わないと機能しません。乾電池2本も直列につなぐ場合、プラスとプラスとでは電流は流れないと話しました。理科の勉強だよと言って、乾電池を絵にして話したのですが分かってくれたでしょうか。君たちのプレイはまだ、プラスとプラスがぶつかっている。プラスを仕掛ける人とするなら、マイナスの受け手との連携が大事なんだよという話でした。プラスとプラスがぶつかっていたら電気は流れないし、もったいないです。せっかく一生懸命プレイしているのに生かさないと。マイナスのことを考えながら、優しい、ていねいなプレイに心がけてほしいなと思いました。
 歯車がかみ合うことほど楽しいことはないのです。嬉しいことはないのです。

 以前このコーナーで「なでしこジャパンW杯優勝に思うこと」というタイトルで書いたのですが、それをコピーさせていただいて終わりにしたいと思います。


 なでしこジャパンW杯優勝おめでとう!


 ホスト国のドイツを破り、FIFAランキング1位のアメリカを堂々と破っての優勝は感動的でした。「柔よく剛を制す」じゃないけれど、フィジィカル面で劣るチームがフィジィカル面で勝るチームに勝利を収めるのはなんともいえないですね。
 相手チームが30本シュートを打っても1本もシュートが入らないこともあるし、味方チームが1本しかシュートを打てなくてもその1本が決まって、1-0で勝つこともある。そういった運というかギャンブル性がサッカーにはある。そこがサッカーの醍醐味でもあり面白いところでもあるように私は思っています。なかなか思っているようには運ばない場合が多いけれども、勝てる望みがあるという点ではラグビーやテニスなどの他のスポーツより確率は高いのじゃないかなと思います。
 決勝のアメリカ戦ですが、立ち上がり、アメリカに一方的に攻められて、このままではワンサイドゲームかな、もうテレビのスイッチを切ろうかなと思いましたが、耐えに耐えて前半を無失点で終えたのがよかったですね。でも後半からは攻めの形が幾分作れるようになりました。1点取られたら1点返すという脅威の粘りはさすがでした。PK戦での勝利の瞬間は思わず嬉し泣きしてしまいました。

 

今大会の日本のベストゴールを3つ挙げたいと思います。


①準決勝スウェーデン戦の1点目。
右サイドから大野が中に切れ込み相手ディフェンダーをひきつけて、左サイドに上がってきたフリーの宮間にパス、宮間はそれを左足で中に放り込む。中に入ったボールを川澄が相手に競り勝ってシュート。ゴール! 男子顔負けのセオリー通りの展開で素晴らしいゴールでした。大野の中への切れ込みは野洲高校が全国優勝した鹿児島実業との決勝点、起点となった乾(現在セレッソ大阪)の中へのドリブルを思い出しました。

 

②準々決勝ドイツ戦での決勝ゴール。
中盤の沢から走り出していた丸山へのダイレクトのスルーパス。もしも、0.1秒沢からのパス出しが遅かったら、もし、0.1秒丸山の走り出しが遅かったら、シュートはディフェンダーにブロックされるか、GKの逆を突いたシュートにはならなかったでしょう。本当にドンピシャのパスでした。

 

③決勝戦での2点目、同点ゴール
終了3分前でした。敗戦濃厚。もうあれしかないというシュート。宮間の右コーナーキックのボールをニアに走りこんで右アウトサイドで打った沢のシュート。沢は予選リーグのメキシコ戦でもあの位置で宮間のコーナーキックを走りながらヘッドでゴールを決めているから、彼女自身得意としている場所だったとは思いますが、それにしても、何度も言うけれど、あれしかないシュート。彼女の勝負強さに恐れ入ってしまいました。