「ボールを使わない練習」平元文雄

 菩提寺SSSの練習は1年生から6年生まで一緒の練習メニュー「全体練習」からはじまります。ドリブルなどのボールタッチが中心ですが進行は最高学年の6年生が交替で進めてくれます。

 そのあとは学年別の練習になり、担当のコーチが練習のメニューを考えて進めてくれます。

 先日の5、6年生の練習をされた宿谷コーチは最初にこんな練習をされました。

 

 ①ミニコーンの上にボールを載せ,それらを縦に並べ、載せたボールに触れないようにしてボールをまたぐ、前や後ろに斜めにステップを刻む

 ②ラダー(なわばしご)でいろんなステップを刻む

 ③4個ぐらいのコーンをバーでつなぎ、30センチぐらいの高さにしてそれらを片足ずつバランスよく飛び越える

 

 これらの①から③までを組み合わせてサーキット的に練習されました。

どうしてもうまくできない5年生には6年生が教えていました。

 指導者はえてして、ボールを使った練習をしがちです。でも今回の練習を見ていて、これらの練習は今後のサッカーの中で生かされていくのだろうなと思って見ていました。

 

 随分と昔になりますが、サッカーで大事なことに3つあると教えられたことがあります。

 

 ①ボデイバランス ②ボールコントロール ③ブレイン の3つです。

何年か前にこのHPに書いたのでよかったら見てください。「3つのB」

 

 今日の練習はこの3つのうち①につながっていると思います。サッカーって本当にリズムやバランスがとても大事なスポーツだと思います。

 短時間でいいから今日の練習を毎回取り入れられたらと思って見ていました。